旧ソビエト連邦チェルノブイリ原発の事故から十六年後の二〇〇二年、アメリカの女性ドキュメンタリー作家マリアン・デレオがベラルーシ共和国に入り、被曝被害に苦しむ人々の姿を記録したドキュメンタリー映画「チェルノブイリ・ハート」の上映会が二十三日(土)、サン・アザレア(六ノ四)で開かれます。昨年の三・一一を機に結成された市民グループ、チーム今だからの主催。

 タイトルの「チェルノブイリ・ハート」は、一九八六年四月二十六日の事故の後、放射能の影響で変形した心臓を持って生まれてくる子どもたちが増えたことを表しています。作品は第七十六回アカデミー賞でドキュメンタリー短編賞を受賞しました。上映時間六十一分。

 入場料は、一般五百円。高校生以下無料。午前十一時、午後一時、三時、五時、七時の五回上映します。

 午前十一時の上映時だけ、託児があります。託児申し込みと問い合わせは、こども冨貴堂(TEL25―3169)へ。