ギリシャのアテネで開かれた世界酒類コンクールで男山(山﨑與吉社長)の「純米大吟醸」=写真=が最高金賞を受賞した。

 七七年(昭和五十二年)の初受賞以来、今年で三十六年連続の受賞となり、同社はかねてから念願する日本酒の国際化にも一役買えたと喜ぶ。

 「純米大吟醸」は酒造好適米の「山田錦」を三十八%まで磨き上げ、昔ながらの製法を用いた手作りの酒。アルコール度数十六度、辛口でスッキリしたのど越し、そしてフルーティーな香りが一体となった出来ばえだ。蔵元も「芸術品」と太鼓判を押す酒となった。

 七百二十㍉㍑入りが五千六十九円。一.八㍑入りが一万二千百七十五円。八月上旬から全国で販売を開始する。