大飯原発三号機の再稼動を機に、脱原発を考える人たちが毎週金曜日午後六時から、四条買物公園のまちなか交流館前に集まっている。

 六月二十九日からスタートし、三回目となる十三日は雨の中、二十人ほどが「原発は不道徳」「再稼動やめろ」「モウ原発の再稼動はいらんじょ~」などと書いたプラカードやポスターを掲げて買物公園に立った。

 この集まりを呼びかけたのは、本紙に「農活日記」を連載している菊地治己・元上川農業試験場長(62)。「大飯原発の再稼動に黙っていることができず、とにかく行動を起こそうと、フェイスブックで呼びかけました」と話す。

 一回目に集まったのは三人。その中の一人、会社役員の清水次幸さん(70)は「ただ立っているだけでしたが、色々な方から話しかけられ、原発について意見の交換をしました。反対のための反対をしているのではなく、話し合うことで原発の危険性を訴えていきたいと思っています」と意見を交し合うことの大切さを訴えていた。