大雪地ビール(井内敏樹社長)が地域の発展に貢献する企業に贈られる「ふるさと企業大賞(総務大臣賞)」を受賞した。

 財団法人地域総合整備財団(ふるさと財団)が地域振興に貢献する企業支援を目的とした「ふるさと融資」の利用者を対象に、地域の経済や雇用、イメージアップ等に寄与した全国の企業の中から選ぶ。今年度は全国で九社(うち道内二社)が受賞した。

 大雪地ビールは九六年(平成八年)の開業時に工場設備に同融資を受けた。大雪山の伏流水で作る地ビールを使ったレストラン経営で、オープン以来、地場産食材を積極的に取り入れている。また、ビールの原料になる小麦も旭川や美瑛、下川産を使うなど地域への貢献度は高い。また、食べマルシェや冬まつりなどイベントへの出店や旭川しょうゆ焼きそばやあったか旭川まんにも参加している。

 梅井幹雄取締役支配人は「受賞のお礼と開業十六周年を記念したイベントを企画中です。なにかと暗い話が多いなか、明るい話題を届けられると幸いです」と話した。