フィンランドの教育や文化について知る「フィンランド一日大学」が二十三日(金・祝)午前九時半から、ロワジールホテル旭川(七ノ六)で行われます。旭川フィンランド協会(速水修会長)などの主催。

 フィンランドは、長い時間をかけて子どもの主体性を育てることに重点を置き、独特な教育システムを有しています。授業日数が比較的少ないにも関わらず、三年毎に行われる経済協力開発機構 (OECD)の学習到達度調査(PISA)では毎回上位の成績を収めています。その長所を学ぼうと、日本からも多くの教員が現地視察に派遣されています。

 今回のセミナーは、フィンランド人から教育システムについて学ぶほか、同国の言葉や文化の一端に触れます。

 午前九時半に受付開始。十時からの開校式に続いて、駐日フィンランド大使館報道文化参事官のミッコ・コイヴマー氏が「フィンランド教育の成功」と題して基調講演を行います。

 午後は、二つの会場で次の講義が行われます。

 A会場

 ・「フィンランドの学校教育・留学事情」(一時半~三時) フィンランドセンター(本部・東京)の職員が、フィンランドへの留学とその魅力について話します。

 ・「フィンランドの魅力を尋ねる」(三時十五分~四時四十五分) 北大のフィンランド人留学生が同国の観光地などについて話します。

 B会場

 ・「ムーミンと遊ぼう フィンランド語」(一時半~三時) 簡単なフィンランド語を勉強します。

 ・「民族楽器カンテレを楽しみませんか」(三時十五分~四時四十五分) 講師=札幌カンテレクラブの皆さん

 お昼休みにはフィンランドの短編映画を上映します。また一部、二部ともに受講した人に修了証を交付します。

 第一部、二部とも参加無料です(午後五時半からの交流パーティーは四千円)。申し込み・問い合わせは速水さん(090―8273―9292)へ。