脚本から演出、キャスト、衣装、小道具まで全てを生徒が作り上げる英語劇の公演が十五日、旭川藤女子高校(櫻庭弘子校長)でおこなわれた。

 同校のULコースの二年生総勢十五人が自分たちの力でストーリーを考え、英語の台本を作って演じた。会場の講堂には生徒や父母、同校に興味を持つ受験生の親など多くの観客が集まった。

 ULコースは国際的な視野をもった国際人を育成する目的で実践的な英会話を取り入れている。一年生の時には三カ月間ニュージーランドに留学し、生の英語を体験する。英語劇はその英語力の実践と全て自分たちで作るという自主性を養うのが目的だ。

 物語は、サンタクロースを信じない今どきの子どもたちにサンタたちがあの手この手でサンタマジックを起こしていくストーリー。実行委員の松本さつきさん(17)は「よりネイティブなセリフ作りに苦労しました。先生の助けもあり、満足の出来です。本番もあっと言う間に終わったほど楽しかったです」と笑顔で話した。