旭川いのちの電話チャリティーコンサートが十八日(金)午後六時半から、大雪クリスタルホール(神楽三ノ七)音楽堂で開かれる。いのちの電話が開設されてから三十三年間、毎年開催してきたコンサートだ。今年は「愛、平和、そして自由」をテーマに「ザ・グッピーズ」と「佳珠&優歌楽団」が出演する。

 ザ・グッピーズは四十年以上も前、道教育大旭川分校の学生だった女性一人、男性三人で結成したフォークグループ。一九六九年の第三回ヤマハライトミュージックコンテストのフォーク部門で「赤い鳥」「オフコース」に次いで三位に入賞した。しかし、プロの道に進むことなく、間もなくグループを解散。その後、男性三人は教師となった。

 メンバーの一人、千葉芳久さん(62)によると、退職後、誰からともなく再結成の話が出て、二〇一一年に再び活動を始め、買い物公園などで、年六回ほどコンサートを開いてきたという。今回は六〇~七〇年代の曲やオリジナル曲を十曲ほど披露する。

 佳珠は旭川出身で、東京を中心に活動してきたボーカリスト。オリジナル曲のほか、ソウルやジャズ、ロック、フォーク、ポップス、歌謡曲など時代やジャンルにとらわれない音楽活動をしてきた。普段はソロで活動しているが、今回は旭川や名寄、下川、札幌など道内各地のミュージシャンの応援を得て楽団を結成した。今回はオリジナル曲のほか、昔懐かしい「蘇州夜曲」や山下達郎、スマップなどの曲も歌う。

 実行委員長の古内大己さんは「アットホームなコンサートにしたいと思っています。多くの市民に聞いていただきたい」と話している。

 チケットは千円(全席自由)。こども冨貴堂、クリスタルホール売店、ジュンク堂書店、コーチャンフォー旭川店、アーリータイムズで取り扱っている。問い合わせは、いのちの電話事務局(TEL25―2143)へ。