旭川いのちの電話の公開講座が十九日午後二時から、北洋ホール(四ノ九北洋ビル八階)で開かれます。講師は、旭山動物園の前園長、小管正夫さん。「いのち生き生き」と題して、獣医師として、動物園長として、動物たちと向き合った長く、深い体験をもとに「いのち」について語ります。

 厚労省の自殺対策防止補助事業として企画した公開講座です。

 小管さんは、一九四八年(昭和二十三年)、札幌生まれ。北大獣医学部を卒業後、七三年に旭山動物園に獣医師として採用され、九五年から十四年間、園長を務めました。閉園もささやかれる、さびれた同園を斬新なアイデアで日本中にその名を知られる有名動物園にした功労者です。

 いのちの電話は、変化が激しい現代社会で、さまざまな不安や悩みを抱えて、一人ぼっちでいる人と電話を通じて話し合い、一緒に考え、共に生きていこうという、「ともだち電話」です。

 旭川いのちの電話は一九八三年(昭和五十八年)、全国十一番目のセンターとして電話相談をスタートしました。二十四時間、年中無休で、ボランティアスタッフが相談を受け付けています。

 講座の聴講は無料です。申し込みの必要もありません。直接会場にどうぞ。

 問い合わせは、いのちの電話事務局(TEL25―2143)へ。