ドキュメンタリー映画「モンサントの不自然な食べもの」(〇八年、フランス・カナダ・ドイツ合作、百八分)の上映会が二十四日(日)、サン・アザレア(六ノ四)三階ホールで開かれます。

 TPP(環太平洋経済連携協定)交渉への参加の是非が議論を呼んでいます。大企業が加盟する経済団体は交渉への参加を強く主張し、昨年末の衆院選で交渉参加に消極的な姿勢を示して政権に復帰した自民党の安倍晋三首相は、一転して交渉参加に踏み切ろうとしています。

 映画は、TPP推進派として知られる巨大多国籍企業・モンサント社の、行政との癒着や批判者への圧力、安全性の疑問などの実態を暴いたドキュメンタリー作品です。

 モンサント社は、遺伝子組み換え(GM)種子の販売で世界市場の九〇%を独占し、メキシコやアメリカの農業に深刻な影響を及ぼしています。

 TPPが目指す経済のグローバル化と食の安全や自国の文化のあり方を考える上映会です。市民グループ、「チーム今だから」の主催。

 上映は、午前十時、午後二時、午後六時半の三回。

 参加チケットは千円。高校生以下、障がいをもっている人は無料です。こども冨貴堂(七条買物公園)、きっちんらいる(鷹栖町十六線八号)、生活の丘(大雪通六)のほか、あさひかわ新聞(八ノ六)でも扱っています。

 午前十時のみ託児があります。問い合わせは、こども冨貴堂(TEL25―3169)まで。