国際啄木学会の旭川セミナーが二十日(土)午後二時から、ロワジールホテル旭川(七ノ六)で開かれます。

 同会は、国内のみならず海外でも歌人・石川啄木の研究と普及を目指そうと一九八九年に設立されました。現在は韓国や台湾、インドネシア、インドに啄木学会があり、ヨーロッパにも会員を擁するまでになっています。

 セミナーでは、同学会名誉会員の近藤典彦さんが「詩人の天降り―啄木の北海道漂白―」と題して講演します。

 その後、立命館大学大学院・深町博史さんが「石川啄木と夏目漱石―明治末期の青年と社会―」、旭川啄木会・東延江さんが「旭川と石川啄木―松岡蕗堂・啄木会・小説『宿屋』など―」と題して研究発表をおこないます。

 参加は無料です。申し込みの必要はありません。参加希望者は直接会場へ。

 セミナー終了後の午後四時十五分からは懇親会を開きます。会費は五千円です。

 問い合わせは、柴滝建築設計事務所内の旭川啄木会事務局・石川さん(TEL22―7577)まで。