「金子みすゞ・知里幸恵生誕一一〇年」の集いが七日(日)午後三時から、木楽輪(旧木造館、神楽三ノ六)で開かれます。二十六歳で亡くなった童謡詩人・金子みすゞの人となりと作品を伝えようと活動する旭川みすゞ会(村田和子会長)の主催です。

 アイヌ民族に伝わる叙事詩ユーカラを日本語訳した『アイヌ神謡集』を書き残した知里幸恵は十九歳で夭逝しました。金子みすゞと知里幸恵は、ともに一九〇三年(明治三十六年)に、金子は山口県大津郡仙崎村(現長門市)で、知里は登別市で生まれ、今年生誕百十年を迎えました。

 苦境の中にありながら、みずみずしい感性で現代に生きる私たちの心に訴える作品を残した二人について、児童文学者で金子みすゞ記念館(長門市)の矢崎節夫館長と金子みすゞの一人娘・上村ふさえさん、知里幸恵銀のしずく記念館(登別市)の横山むつみ館長が語り合います。

 入場料は一般二千円、中高生千円、小学生以下無料(申し込み必要)。チケットはクリスタルホール売店(TEL63―2929)、ジュンク堂書店(TEL26―1120)、こども冨貴堂(TEL25―3169)扱っています。

 問い合わせは、同会の佐藤さん(TEL61―7911)か、川田さん(TEL53―8005)まで。