旭川の夏を彩る「花火in神楽」が十四日、忠別川河畔の両神橋上流で開かれる。今年も山崎由美子エルモラード・フラメンコ教室の生徒たちが出演、花火に“華”を添える。

 本場・スペインで修行した山崎さんが、生まれ故郷の旭川にフラメンコ教室を開設したのは一九八二年(昭和五十七年)のこと。以来、北の大地に情熱の踊りを根付かせたいという思いで、多くの教え子たちを指導してきた。

 「花火in神楽」への出演は、九九年(平成十一年)から。今年で十五回目になる。華やかな衣装を身にまとい、フラメンコギターの演奏をバックに魂の踊りを披露するステージを楽しみに来場するファンも少なくない。

 「フラメンコは踊る者の人生そのものです」と語る山崎さんの愛弟子たち十八人が出演、夕暮れの河原で「光と影」をテーマに、セビジャーナス(夏の祭り)、ブレリア(宴の終わり)など五曲を舞う。登場するのは、午後六時四十五分ころの予定だ。