戦争と平和について考える集い「太平洋戦争と少年兵」が二十日(水)午後六時から、勤医協一条クリニック(東光一ノ一)で開かれます。あさひかわ東地区九条の会の主催。

 広島で被爆し、一九九九年(平成十一年)に七十歳で亡くなった大村礼一さんの文章「小学三年生」をもとに、講演と朗読を行います。講師は、大村さんの担当医師だった萩原信宏さん(元道議、道北勤医協旭川医院院長)です。

 広島に原爆が投下された一九四五年(昭和二十年)八月六日、大村さんは十七歳の少年兵でした。軍の命令で翌日の七日に広島に入って救援作業に当たり、のちに原爆症、がんを患いました。「小学三年生」には、大村さんが介抱した8人の子どもと引率の女性教師の全員が目の前で次々と息を引き取る様が書き記されています。

 当日は講演のほか、勤医協旭川医院の職員有志による「小学三年生」の朗読に耳を傾けます。

 参加費は二百円。問い合わせは前田さん(℡35―8815)へ。