北海道銀行(本店札幌)が所蔵する絵画や彫刻作品展「北海道銀行コレクション」が二十九日(金)から十二月十五日(日)まで北海道立旭川美術館で開催されます。

 同行は五〇年(昭和二十五年)に旭川市で開催された全道中小企業者大会と全道商工会議所大会で新銀行設立の要望を受けて誕生したという経緯があり、旭川を聖地として位置づけています。昨年二月に創立六十周年を記念して北海道立近代美術館(札幌市)で開催した同コレクションの好評を得て今年は聖地旭川市での開催となりました。

 同行が所蔵する約八百点の作品の中から北海道にゆかりのある作品百三十二点が出展されます。岩内町出身の画家、木田金次郎の初期から晩年にかけての作品や野口彌太郎、児島善三郎、高畠達四郎など中央画壇で活躍した作家の作品も展示されます。また、本店ロビー壁面に展示してある幅四十一㍍、高さ約三㍍の巨大レリーフ「大地」は佐藤忠良、本郷新、山内壮夫による作品で、今回は実物大のレプリカパネルが展示されます。

 これらコレクションは普段応接室や役員室などに展示されていて一般に公開される機会は少ないものばかりです。多くの人たちに作品をみてもらおうと入場は無料です。

 午前九時半から午後五時まで。月曜休館。問い合わせは北海道銀行秘書室(℡011―233―1256・平日午前九時から午後五時まで)へ。