公募写真コンテスト「雪の降る街を 旭川冬の写真コンクール」(第二回)の審査が一月三十日に行われ、応募総数四百九十八点の中から、市内在住の池田政人さん(69)の作品「雪あかり」が最高賞の金賞に輝いた。

 買物公園の「手の噴水」を、イルミネーションが点灯した直後の時間帯に撮影した。穴を開けたレジ袋をカメラにかぶせることで周辺をぼかした。雪に街のあかりが反射して背景が薄赤く色づき、イルミネーションの青が効いた作品になった。

 池田さんの写真歴は十六年ほど。社会保険事務所を退職する少し前から、道新文化センターの教室で習い始めた。昨年もこのコンテストで銀賞を受賞している。「被写体は特に定めず、風景でも何でも楽しみながら撮っていますが、たまに与えられたテーマに沿って撮るのも楽しいかと思って応募した作品です。今回は思いがけず金賞をいただいて、嬉しく思っています」と話した。

 表彰式は九日(日)、大雪クリスタルホール音楽堂で開かれる「雪の降る街を音楽祭」の中で行われる。

 金賞以外の受賞者は次のとおり。▽銀賞 白鳥敏昭▽銅賞 田中昭一▽特別賞 土田康博▽奨励賞 GANBAT ARIUNAA、細川貞子、三上卓男、小池さや香、森敏雄、大森裕、池永千里、池永靖子、敦賀幹夫、本多豊