農家の酒プロジェクト実行委員会(請川幹恭代表)が造る純米吟醸酒「農家の酒」のお披露目会が二十二日、高砂酒蔵で開かれた。

 昨年六月、会員たちが田植えをして、九月に自分たちで刈り取った米を醸造した純米吟醸酒。十二月には高砂酒造で酒造りの見学会もおこなった。

 この日は、会員たちが瓶詰めされた酒にラベルを貼る作業をした後、出来上がったたばかりの酒で乾杯。この酒の酒粕を使った甘酒や粕汁も来場者に振舞われた。

 お披露目されたのは濾過していない生原酒で、会員と一部市内酒店への予約販売ですでにほぼ完売している。

 一般には、「火入れ新酒」として四月一日(火)から、一・八㍑入り三千円、七百二十㍉㍑入りは一七六二円(ともに税別)で、市内の酒店で販売が始まる。