童謡詩人・金子みすゞ(一九〇三~一九三〇)の作品と精神性を伝える活動を続けている「旭川みすゞ会」(村田和子代表)の十三周年記念講演会が六月二十八日(土)午後六時半から、大雪クリスタルホール(神楽三ノ七)で行われます。

 講師は、物理学者の佐治晴夫さんです。七〇年代後半にNASAの客員研究員を務め、無人惑星探査機ボイジャーに積むレコードの楽曲にバッハのプレリュードを選定したことで知られています。最近は全国の学校を訪ねて特別授業や詩・音楽などの催しを行い、宇宙教育による癒し「コスモスセラピー」を提唱する活動を続けています。

 佐治さんは、科学の視点から金子みすゞの詩の世界を読解しようと試みています。講演では自身の活動について話すほか、監修した映像作品「宇宙はなぜ美しい」も上映します。国際科学映像コンクール二〇一三のグランプリを受賞した作品です。

 入場料は大人千五百円、高校生以下千円(当日五百円増し)。問い合わせは村田さん(℡22―3567)へ。