選挙に出たい人、誰かを出したい人、集まれ――。「選挙スクールin北海道」が六月十四日(土)、十五日(日)の二日間、上川教育研修センターと、ときわ市民ホールで開かれます。緑の党の関係者らでつくる「あなたの町に市民派議員を!」実行委員会の主催。

 市民感覚を持った普通の市民が政治の場に出て来るのをサポートするのが目的。お金がなくても、組織がなくても、市町村議選挙などの地方選に挑戦できる、具体的なノウハウを学ぶ講座です。緑の党に入党する意思がない人や、現役の議員も歓迎とのこと。

 一日目の十四日は午後四時から、第一講座「選挙の基礎知識」。政治活動と選挙準備活動、選挙活動の違いなど、公選法を学びます。第二講座は「魅力ある候補者を作る」をテーマに、立候補決意文の書き方、政策の決め方を学びます。午後八時からは、交流会。

 二日目の十五日は午前九時から、第三講座「有権者にアピールする七つの方法」。ポスターやチラシ、街宣、選挙公報などについて細かくアドバイス。第四講座は「戦略を確立する」をテーマに、資金やスタッフを踏まえて戦略を立て、基礎票と浮動票の読み方を。

 昼食をはさんで午後一時半からは第五講座「ネットの活用」。内部連絡の効率化やボランティアの広がりを作る手法を伝授します。

 講師は、緑の党の選挙戦略担当、山本太郎衆院議員の選対本部を担当した宮部彰さん。全国の市民派候補を支援し、直近では、埼玉県秩父市議選で、新人を三位当選に導いています。

 受講料は五千円。一日目の夕食代と交流会参加費は千円。宿泊費は二千七百円。二日目の昼食代は七百円。

 参加申し込み・問い合わせは実行委員会事務局・中野さん(℡050―3566―8445)、Eメール(senkyoschool.hkd@gmail.com)へ。

 「選挙スクールin北海道」のプレイベントが、開講前の十四日午後二時から、上川教育研修センターで開かれます。選挙や政治だけではなく、まちづくりに関心がある市民が対象です。

 基調講演は、元恵庭市長の中島興世さん。「まちを変えるため、市職員から市長へ~行政マンから政治家へ転身したワケ」と題して話します。

 「議員のぶっちゃけトーク」では、中島元市長、旭川市議の山城えり子さん、月形町議の宮下ゆみこさんが、「年収は? 選挙の費用は?」など議員の本音を語り合います。コーディネーターは旭川市議の久保あつこさん。

 参加費は五百円。申し込みの必要はありません。直接会場へ。