旭川市中央図書館の開館二十周年を記念する講演会が八月五日(火)午後二時半から、同館(常磐公園内)二階視聴覚室で行われます。中央図書館の二十周年を祝う市民の会(北川武子代表)の主催。

 講師は、慶応大学教授で元総務大臣の片山善博さん(62)。片山さんは、鳥取県知事を務めたときに、画期的な図書館づくりに取り組み、学校図書館に専任の学校司書を配置するなど、図書館をまちづくり、地域づくりの「拠点」と位置付ける先進的な行政運営を実践しました。

 全国の自治体で、図書館を指定管理者制度をつかって民間委託する動きが広がっています。図書館を「万人の知的自立をサポートする場所」と位置付ける片山さんが、図書館を民間委託する潮流に対して、どのような感想を持っているのか。図書館をまちづくりの拠点に据えると何が出来るのか、質問の時間も含めて約二時間、じっくり語ります。

 定員は二百人。参加は無料です。申し込みの必要はありません。問い合わせは、北川さん(℡62―3454)、市川さん(℡34―3333)へ。