旭川の夏のイベントとしてすっかり定着した「花火イン神楽」(十四日・両神橋上流右岸)の特設ステージに、今年も山崎由美子エルモラード・フラメンコ教室の生徒たちが出演する。

 三歳からクラシック・バレエを学んだ山崎さんがフラメンコと出合い、本場スペインで修行を積んだ後、生まれ故郷の旭川で教室を開いたのは八二年(昭和五十七年)のこと。以来、北の大地に情熱の踊りを根付かせたいとの思いで数多くの教え子たちを指導して来た。

 「花火イン神楽」への出演は十六回目。夕暮れの河原、かがり火の幻想的な光の中で華麗な衣装に身を包んだ女性たちが舞うステージを目当てに来場するファンも少なくない。

 テーマは「光と影」。山崎さんは「フラメンコから元気と勇気をもらい、それぞれの持ち味を活かした感動のある舞台づくりに努めました」と話す。出演するのは愛弟子十六人。ソレア・ボル・ブレリアやセビジャーナスなど六曲を披露する。登場は午後六時五十五分の予定だ。