木管五重奏の「ニールセン五重奏団」が七月三十日の昼、東神楽町のレストラン、ゆい・ゆい本舗(東神楽町ひじり野北一ノ三)でボランティア演奏会を開いた=写真

 同団は旭川出身、旭川在住など旭川にゆかりのある五人の音楽家で編成している。メンバーは主宰の助乗慎一さん(ホルン)、中野映里さん(フルート)、根本千香子さん(オーボエ)、工藤恵理さん(クラリネット)、玉置直子さん(ファゴット)。道内各地で演奏活動を行っている。

 もともと当日夜に旭川グランドホテルの二十周年イベントで演奏する予定があった。ゆい・ゆい本舗を運営するNPOゆい・ゆいの理事長、野々村雅人さんと助乗さんが昨年、異業種交流会で知り合っていた縁から、「せっかく旭川に五人揃っているのだから、何か出来る社会貢献を」と今回のボランティア演奏会に結びついた。

 ハイドンの「ディベルティメント」、バッハの「主よ人の望みの喜びよ」といったクラシック曲のほか、となりのトトロメドレーや一青窈(ひととよう)のハナミズキなど耳に馴染みのある曲も演奏した。アンコールではピンクレディーのUFOを演奏。NPOゆい・ゆいの事業所で働く人たちや施設を利用する人たちも手拍子で大いに盛り上がった。

 助乗さんは次回の開催にも前向きで「ぜひこの輪を広げ、次は地域の方々にも聴いていただければと思っています」と話していた。