あさっぴーはこの日も園児たちに大人気 旭川市のシンボルキャラクター、あさっぴーをデザインしたナカジマヨシカさん(39)が、自著の絵本「あさっぴー あさひかわのヒーローがうまれたひ」を三百冊、市に寄贈した。

 この絵本は昨年七月にナカジマさんが自費で出版した。あさっぴーがどのように誕生したのかなど、エピソードを絵本にまとめている。

 今回の寄贈は、あさっぴーの認知度を上げるための打ち合わせを市観光課と行う中で、ナカジマさんが提案した。

 十六日、寄贈の第一号として、ナカジマさんとあさっぴー、あさっぴーの幼なじみの女の子「ゆっきりん」がみどり幼稚園(金星町一、小山英明園長)を訪れて園児に絵本を手渡した。同園はナカジマさんの二人の子どもが卒業した園という縁がある。

 あさっぴーはこの日も園児たちに大人気。ナカジマさんは「子どもたちが喜ぶ様子が、本当にうれしいです」と笑顔で話していた。

 寄贈された絵本は二月までに市内の各小学校、幼稚園、保育園、留守家庭児童会など二百六十八カ所に順次配布される予定だ。

 絵本は、こども冨貴堂(七条買物公園)、ジュンク堂書店(一条買物公園)などで税込八百五十円で販売している。