旭川いのちの電話が第三十七期相談員養成講座の受講者を募集しています。

 いのちの電話は、変化が激しい現代社会で、さまざまな不安や悩みを抱えて一人ぼっちでいる人と電話を通じて話し合い、一緒に考え、共に生きていこうという気持ちを共有する「ともだち電話」です。一般市民がボランティアで参加しています。

 旭川いのちの電話は一九八三年(昭和五十八年)、全国十一番目のセンターとして電話相談をスタートしました。二十四時間、年中無休で、ボランティアの相談員が相談を受け付けています。現在、百二十人の相談員が年間約一万九千件の相談に応じていて、そのうち約六%が自殺に関するものです。

 養成講座は五月に開講します。原則として毎週月曜日午後六時半から二時間、精神科の医師やキリスト教の牧師、仏教の僧侶らが講師を務める十七の講座を受講し、九回のロールプレイで学びます。その後、専門職とリーダーの指導を受けながら、月に二回、実際に相談の電話を担当する実地訓練を受け、来年七月に相談員に認定されるというスケジュールです。

 認定後、毎月継続研修を一回と相談電話を数回、無報酬で担当することになります。

 募集するのは二十歳以上の三十人。資格や経歴などは一切問いません。受講料は三万円です。

 受講を希望する人は、事務局(〒070―0035 市内五ノ十)にある受講申込書に必要事項を記入し、「わたし」というテーマで八百字以上の作文とともに、四月二十五日までに、事務局に郵送してください。書類審査の上、四月下旬に行う面接日の連絡があります。問い合わせは、旭川いのちの電話事務局(℡25―2143)まで。