旭川シティネットワーク(愛称・FMりべーる)の社長が交代することが明らかになった。
柳澤紀夫社長に代わり、森山病院理事長・院長の森山領氏が就任する。柳澤氏は代表権を持つ会長に就く。柳澤氏は現在、体調不良で入院中。
森山氏はあさひかわ新聞の取材に、「十六年間もの長い間、FMりべーるで番組を持たせていただいており、ラジオが大好きです。旭川市と市民にとってコミュニティー放送はなくてはならないものです。『ラジオ文化を守っていきたい』という柳澤さんの熱意に打たれ、社長を引き受けることにしました」と話した。
同社は一九九三年(平成五年)十月一日に創業し、同年十二月下旬から放送を開始。旭川市内と近郊地域の約十九万世帯に電波(83・7MHz)を届けており、「マダムケロコのちょっと長話」など多くの人気番組を持つ。
同社の初代社長は、中里隆吉氏(当時、中里めがね社長)。東京・文化放送で記者や編成部長を務めた柳澤氏が一九九八年(同十年)年に二代目社長に就任した。
社長を含む新役員は二十八日に開かれる株主総会で正式に決まる。