自衛隊の配備計画で揺れる沖縄・与那国島を三年間にわたり記録したドキュメンタリー映画「はての島のまつりごと」(土井鮎太監督、百四十五分)の上映会が六月六日(土)、東川町農村環境改善センター(東町一、町役場裏)で行われます。東川九条の会の主催です。
与那国島は沖縄県石垣島から約百十七㌔、台湾から約百十一㌔の尖閣諸島に最も近い離島。島には、昔から伝えられてきた独自の文化や、神や祖先、自然を敬う風土が色濃く残り、穏やかな時間が流れていました。
ところが突然、人口約千五百人の島に百五十人規模の自衛隊の配備計画が浮上しました。島の人々の意見は賛成と反対に二分され、隣人でさえ疎遠になるという事態に陥っています。
映画は、二〇一一年の自衛隊配備住民説明会から始まり、昨夏の町長選まで、基地問題に翻弄される島民の三年間を見つめ続けた長編ドキュメンタリーです。
上映は①午後二時から、②午後六時からの二回です。前売りチケットは一般千円(当日千二百円)、大学生・障がい者五百円、高校生以下は無料です。
チケットは、フレンドシップながさわ(東川町西町一、TEL82―2024)、こども冨貴堂(市内七条買物公園、TEL25―3169)で扱っています。