市内の高校演劇部の生徒が集まって一つのステージを作り上げる、劇団「氷点華」の合同公演が三十日、市公会堂で行われる。八回目となる今年の出し物は、「ブンナよ 木からおりてこい」(作・水上勉、潤色・劇団氷点華)。

 合同公演は劇団「樹氷」として二十年にわたって活動したが、一時活動を休止した。〇八年に劇団「氷点華」として、再出発した。

 今公演には市内十校からスタッフ、キャスト、裏方合わせて九十人が参加している。自分たちで台本を選び、三月末にオーデションを行って、四月から本格的な活動を始めた。

 「ブンナよ…」は、十五年ほど前に劇団「樹氷」が取り組んだ作品の再演。弱肉強食の自然界で生きるための戦いを繰り広げる小動物たち。トノサマ蛙の子ブンナがそこで見たものは…。「命はみんなのもの 命は繋がっている」をテーマに、生きることの意味を問いかける、二時間弱のステージだ。

 公演の注目の一つは、大掛かりな装置を使った大道具。舞台転換が多く、衣装に凝っているのも特徴だ。実行委員長を務める旭明成三年生、高田采奈さんは「年に一度の公演で、みんな力が入っています。一人でも多くの方に足を運んでいただいて、演技のほか舞台装置も観ていただきたいです」と話している。
当日は午後五時半開場、同六時開演。入場料は五百円(小学生以下は無料)。問い合わせは、各校の演劇部顧問まで。