尊厳死についての知識を深めるセミナーが十月四日(日)午後一時半から、ときわ市民ホール(五ノ四)で行われます。日本尊厳死協会北海道支部旭川地区懇話会(柴田久枝会長)の定期講演会です。

 講師は、旭川厚生病院の医師、河村勝義さんです。同病院では、がん患者の身体や心の辛さを和らげる「緩和ケア」に力を入れています。痛みや吐き気など身体的な苦痛、不安や孤独感など心の苦痛、また経済的・社会的な苦痛を患者や家族とともに話し合いながら緩和していくケアのことです。

 河村医師が「ホスピスで生きる~看取り専門医からの提言」と題して話します。

 第二部では、ビデオを鑑賞します。頑固な大工の男性とその家族に訪れた「病と死」の物語です。「看取り」への取り組みをインタビューを含めて記録しています。本人と家族それぞれが残した思いから、リビングウイルの大切さを学ぶ内容です。

 午後三時四十分頃に終了の予定です。無料で、誰でも参加できます。問い合わせは清水さん(TEL56―3476)へ。