安井克之さん(安井組会長)がライオンズクラブ国際協会の国際理事に就任し九日、祝賀会が旭川グランドホテルで行われた。

 安井さんは一九四二年(昭和十七年)旭川市生まれ。六三年(同三十八年)十一月に旭川東ライオンズクラブに入会し、以来五十一年間にわたって社会奉仕活動を続けてきた。

 ライオンズクラブの国際理事は世界に三十四人いて、日本人は安井さんを含めて三人。北海道からは五人目の選出で、旭川からは初だ。二年の任期中、東南アジアやオセアニア地域などの国々を訪問して、ライオンズクラブの奉仕精神を伝えるなどの国際活動に従事する。

 安井さんは祝賀会での挨拶で「これまで取り組んできた青少年の健全育成、障がい者支援、飢餓対策、環境保全など、多くの奉仕活動の経験を活かし、日本ライオンズクラブの誇りにかけて誠心誠意、国際理事としての務めを果たして参ります」と抱負を表明。会場から大きな拍手が送られた。

 祝賀会には西川将人旭川市長のほか、全国各地からライオンズクラブの関係者など約二百五十人が出席して、安井さんの就任を祝った。