比布町民の書道や俳句など文化的な発表の場となっている「比布町民文化祭」に十月三十一日、プロ棋士の所司和晴七段と石田直裕四段が招かれ、「比布ストロベリー杯将棋大会&指導対局」が行われた。比布将棋クラブジュニア(福嶋顕勝代表)の主催。

 昨年に続き二回目の大会には、子ども二十人と大人三人がエントリーした。プロ棋士二人の揮毫入り置駒など豪華賞品を目指して熱戦が続いた。

 石田四段は名寄市の出身。その縁で師匠の所司七段と共に毎年来町し、子どもたちとの指導対局などをおこなっている。「将棋を通した交流で少しでも将棋を好きになってもらえたら嬉しいですね」と所司七段。

 大会を主催した福嶋代表は「お二人のプロ棋士から直接指導を頂ける滅多にない機会ですから、たくさんの事を吸収してほしいです。子どもたちには将棋で自信と人とのつながりを学んで欲しいですね」と話していた。

 対戦の結果、S級・村上葉音さん(明星中1年)、A級・浅野和哉くん(比布中央小5年)、B級・中田小百合さん(比布中央小5年)がそれぞれ優勝した。