日本貿易振興機構(JETRO・ジェトロ)北海道貿易情報センターは十六日、旭川家具センター(永山二ノ十)で「家具・クラフト製品輸出商談会」を開いた。
イギリス、フランス、オーストラリア、タイのバイヤー五社が参加し、旭川市や東川町、東神楽町で家具やクラフトを製作している十五社と輸出に向けた商談をした。
ジェトロは三年前に、旭川に相談窓口を開設した。同センターの白石薫所長は「二年続けて、海外のバイヤーと食品関連業者との商談会を行いました。三年目の今回は、旭川が家具・クラフトの一大産地であることから、このような企画を実施しました。海外との取り引きを活発化することで、地域振興を図りたい」と説明する。
共催した旭川家具工業組合は今年度、国際事業部を新設し、海外への販売を目指す企業をサポートする態勢を整えた。関係者はこの商談会が輸出の契機の一つになればと期待する。
バイヤーらは翌十七日、西川将人市長を表敬訪問した後、商談会に参加した企業を訪れ、工場で製作工程などを視察した。