旭川の代表的な観光名所の一つ、雪の美術館(南が丘三)が四月から、館内の一部スペースを画廊として一般への貸出しを始める。

 同館は、二〇一三年(平成二十五年)に上映されたアニメ映画「アナと雪の女王」に出てくるお城に似ている事でも有名で、国内外からの観光客も増えている。また、美術館の他に結婚式場としても利用されていて、格調高いカフェレストランを含めて観光客以外の来場者も多い。多い時期には一カ月に一万三千人を超える来場者があるという。

 無料で貸出すのは、これまで主に同館が所蔵する絵画や陶芸品などを展示してきたスペースで、広さは約五十八平方㍍。備品庫も備えている。

 同館を運営するマリーブラッサムのスタッフ、石川えみりさんは「道内のアーティストや作家たちを応援する意味でも、作品をお披露目できる場所になればと思い、無料のフリースペースとして活用することにしました。展示スケジュールはまだ未定ですが、四月からスタートしたいと考えています。国外からのお客様も多いので、良いPRになれば嬉しいですね」と話している。

 画廊スペースの貸出しについての問い合わせはマリーブラッサム(TEL73―7017)まで。