旭川中央警察署の神居古潭駐在所(神居町神居古潭五十番地)の開所式が十六日、旭川方面公安委員会や地域住民ら関係者約二十人が参加して行われた。

 同駐在所は一八九七年(明治三十年)に設置され、途中閉鎖した時期があったものの、百年余に渡って地域住民の安心安全を守り続けてきた。前駐在所が一九八五年(昭和六十年)の建築で、三十年を経て老朽化が激しかったことから同所に新築された。

 新しい駐在所は以前の二・五倍の広さ。パーテーションで区切られたコミュニティールームも併設されており、地域住民との情報交換の場として使われる。

 中央署の永嶋猛署長は「地域の安心安全の拠点として、住民の皆さんに一層、親しみを持ってもらえる駐在所になるよう努めていきます」と挨拶。

 同駐在所に勤務してこの春で六年目になる梅村剛樹巡査部長(42)は、「長い歴史の中で新しい駐在所の開所に巡り合えるのは大変嬉しいこと。この地域は高齢者が多く、これからも広い目を持って関わりを持っていきたい。これからも頑張ります」と元気な口調で話した。