比布町の新駅舎が完成し十四日、セレモニーが行われた。

 比布駅は、一八九八年(明治三十一年)の開業。新駅舎は旧駅舎に比べるとコンパクトな設計だが、構内には軽食スペースやお土産品の売店(四月オープン予定)を設け、観光施設としても利用する予定だ。

 オープンセレモニーでは、伊藤喜代志町長と澁谷興二町議会議長が、旧駅舎から引き継がれる駅看板を取り付けた。

 伊藤町長は「町民の皆さんが待ちに待った新駅が完成しました。駅は鉄路での入り口であり、町の顔です。駅前通りの賑わいを取り戻すべく、まちづくりに活用して頂きたいと思います」と挨拶した。

 セレモニーの後には、比布商工会青年部が開発した新しいお土産「比布町のとっておき濃厚たまごかけごはんセット」がお披露目された。卵六個(かっぱの健卵)、米三合(ゆめぴりか)、小ねぎしょう油(百五十㍉㍑)のセット。千九百八十円で、比布商工会青年部(比布町中町二)や遊湯ぴっぷ(比布町北七線十七号)などで販売している。

 青年部長の大熊勝幸さんは「全ての素材が比布町で生産されたものを使用しています。食べて頂ければ分かりますが、本当に美味しい商品です。自信をもってオススメできるお土産です」と元気にPRした。