旭川西高書道部(部員数四十七人)の作品展示会が、旭川市中央図書館二階のミニギャラリーで行われている。
同部は昨年度、「書の甲子園」と呼ばれる国際高校生選抜書展で全国優勝を果たした。今展ではその応募作品を展示している。
昨年の大会には、国内から九百六十五校、一万六千五百七十二点の応募があった。同校の井上遥さん(当時三年)が最優秀賞の文部科学大臣賞を受賞。個人成績の合計で競う団体の部でも優勝した。
今展の見所について、同部部長の後藤伶茉さん(三年)は「書には自分の心が線になって表れます。大会に出品するにあたっての緊張など、筆を持ち、全紙に向かっている時の心境が作品に詰まっています。部員たちの活動の集大成を見て欲しいです」と話す。
また同部顧問の宮岡蝶渓教諭は「昨年の大会では、臨書・創作のいずれにおいても作風が幅広かった点が最高の結果に結びついたと思います。いつも『書けば書くほど線が良くなる』と指導しています。今展ではその線の質、深さが生み出す迫力をぜひ見て頂きたい」と話している。
二十九日まで。月曜休館。問い合わせは中央図書館(℡22―4174)へ。