北海道コカ・コーラボトリング(本社・札幌)は四月二十四日、旭山動物園の「“もっと夢”基金」に八十万九千九百六十四円を寄付した。園内で贈呈式が行われ、同社の山田雄亮・取締役営業統括本部長から坂東元園長に目録が手渡された。
同社では二〇一一年(平成二十三年)から、自販機の売り上げの一部を同基金に寄付していて、累計額は二百九十八万三千八百七十五円になった。対象の自販機は昨年十二月末時点で旭川市内に五十三台ある。
寄贈の挨拶で、山田取締役は「先日、出張先の東京でタクシーに乗った折、運転手さんと旭山動物園の話題で盛り上がりました。改めて全国で期待されている施設なのだと認識しました。道産子企業の一社として、旭山への支援が出来て喜ばしい限りです」と話した。
坂東園長は「昨年度はキリンの購入、今年度はさる山の改修など、様々な用途に使わせていただきます。園の財政も厳しいですが、寄付のおかげで毎年、前に向かって行けます」と感謝の言葉を述べた。
贈呈式には、自販機の設置に協力している企業や団体(フィール旭川、旭実高、花本建設、ソリューションセンター、東京商工興信所、旭川市水道局、西山坂田電気、坂の上地所)の関係者も出席。それぞれに感謝状が贈られた。