旭山動物園のロゴマークのデザインで知られるグラフィック・デザイナー遠藤亨の版画展が八日(水)から、ギャラリーシーズ(旭町二ノ三)で始まります。

 遠藤は一九三三年(昭和八年)、山梨県甲府市生まれ。旭川で少年期を過ごし、武蔵野美術大学デザイン科、桑沢デザイン研究所でグラフィックデザインを学びました。

 一九六七年(昭和四十二年)にオープンした旭山動物園のロゴマークを、七四年には北海道銀行のシンボルマークを制作するなど、旭川や北海道とゆかりの深いアーティストです。

 一九八〇年代から、いち早くコンピューターを使ったデジタル版画を手掛け、一版一版刷り重ねるオフセット・リトグラフの作品を制作しています。

 今展には、新作を中心に初期アナログ時代の代表作も出品します。二十六日(日)までの午前十一~午後六時半。火曜休廊。

 八日午後三時からは、遠藤と新明英仁・市立小樽美術館館長のトークセッションが行われ、同五時からはオープニングパーティーです。参加無料。

 問い合わせは、ギャラリーシーズ(TEL53―8886)へ。