旭川ゆかりの大投手ヴィクトル・スタルヒンの生誕百周年を記念して、お墓のある秋田県横手市のチームとの親睦還暦野球大会が九月二十四日、スタルヒン球場で行われる。旭川軟式野球連盟が、旭川チームに参加する六十歳以上の選手を募集している。

 スタルヒンは一九一六年(大正五年)五月生まれ。ロシア革命のため、一歳の時に日本に亡命した。旭川中学(現・旭東高)で投手として活躍し、日米野球の日本代表に選ばれて上京。その後、巨人軍など七球団でプレー。通算三百三勝(百七十六敗)の記録を残し、五七年(昭和三十二年)に交通事故で亡くなった。六〇年(昭和三十五年)に野球殿堂入りを果たしている。

 横手市雄物川町の崇念寺にスタルヒンの墓があることから、同町ではベテラン選手のチームによる「スタルヒン杯550歳野球大会」を開催している。そんな縁で生誕百年の今年、同町のベテラン選抜チームを招き、親睦還暦野球大会を開くことになった。

 対象は今年九月二十四日現在で、満六十歳以上の人。参加費は八千円(親睦会費、傷害保険など含む)。定員は三十人で、越えた場合は書類選考をする。

 締め切りは八月十日。ユニフォームを持参すること。持っていない場合は主催者が用意する。

 問い合わせは、市内花咲五、市総合体育館内の同連盟(TEL・FAX51ー4389)まで。