吃音(きつおん、一般的に「どもり」)を克服し、プロ歌手として活躍している織田みさ穂さんのデビュー二十五周年を祝うディナーショーが七月三日(日)午後一時から、アートホテルズ旭川(六ノ八)で開かれます。

 織田さんは福島県郡山市生まれ。小中高校時代は、吃音のため人前で話すことを避ける生活で、一人で口ずさむ歌が慰めだったといいます。高校を卒業後、「見ず知らずの地なら、思いっきり声を出せるかも」と東京のカラオケ大会に出場。審査員を務めていた作曲家・竹田喬さんに「東京で歌の勉強を」と勧められ、上京。吃音を矯正しながらの猛レッスンに取り組みました。NHKのオーディションに合格後、スタンダードジャズを中心としたライブコンサートを開始し、デビューしました。

 ディナーショーは、これまで織田さんの旭川公演を支援してきたミュージック・オン・ステージ(東光十一ノ二、レスト氷点二階)の小倉伸佳さんら仲間が主催します。

 前売りチケットは、食事・飲み物付きで一万円。市民文化会館売店や大雪クリスタルホール売店、ジュンク堂書店旭川店、ミュージック・オン・ステージなどで扱っている。

 問い合わせは、小倉さん(TEL33―6936、TEL090―8898―9243)か、古内さん(TEL090―2072―9533)へ。