日本大学校友会旭川支部(小城公明支部長)が二十日、旭川で行われているリオデジャネイロ五輪に向けたレスリング合宿に参加している、同大監督やコーチ、選手を招き、アートホテルズ旭川で歓迎会を開いた。

 同大卒の日本レスリング協会の福田富昭会長は身内の不幸のため欠席したが、会長代行で、日大レスリング部監督の富山英明さんやコーチ、レスリング部所属の女子選手ら四人、全日本マスターズレスリング連盟会長の吉田義勝さんが出席した。

 小城支部長は「五輪で旭川出身者は五個の金メダルを取っており、そのうち三個はレスリング。だが現在、市内の高校にはレスリング部がない。何とか、東京五輪に向けて部創設を実現したい。皆さんの活躍が励みとなる。活躍を期待します」と歓迎の言葉を述べた。

 ロス五輪の金メダリスト富山監督は「日大レスリング部の選手は、東京からアテネ五輪まで出場していたが、それ以後は出ていない。軽量級の階級が減り、日本にとって厳しい状況だが、全力を尽くし金メダルを獲得する。また、旭川の高校にレスリング部ができるよう、協力をしていきたい」と決意を語った。

 東京五輪金メダリストの吉田会長は「リオに続き東京五輪の合宿が旭川で開かれるよう、旭川支部の皆さんのバックアップをお願いしたい。旭川の高校のレスリング部復活を祈念する」と話した。

 参加者約四十人は、一時間半ほどの歓談の時間を過ごした。