旭川デザインウィーク(ADW)の開催に合わせて、気軽に高級キャンプを楽しもうという野外レジャーのイベント「フラワーフェスタ2016 東神楽グランピング&マルシェ」が二十五、二十六日、東神楽森林公園で開かれた。生憎の雨の中、アウトドア愛好家など約千五百人が集まり思い思いのレジャーを楽しんだ。実行委員会(山下仲秋実行委員長)の主催。

 グランピングとは「グラマラス」と「キャンピング」を合わせた造語で、キャンプ場のサービスを高級ホテル並みにした高級キャンプという意だ。

 今回のイベントでは、同町が「キャンプの聖地を目指す東神楽」を宣言。公園内のキャンプ場に、タープ(キャンプで日差しや雨を防ぐのに使われる布)を張りめぐらせた空間演出タープアートをしつらえ、グランピング体験用に旭川家具とアイヌ織物を組み合わせた贅沢な内装のテントを用意した。

 また、中富良野町出身のフランス料理店オーナーシェフの東敬司さんがプロデュースしたバーべーキューなど、飲食店のブースも会場を盛り上げた。その他、初心者でも楽しめる「初めてのヨガ体験」や、キャンプ場でもできる「コーヒー豆手焼き焙煎体験会」などが行われ、来場者はアウトドア体験を満喫していた。

 実行委員会の小滝健太郎さんは「例年のフラワーフェスタの新たな試みとしてグランピングマルシェを開催しました。来年以降も、たくさんの人に来て頂き、この地域の魅力ある産業や資源を森林公園で体感して頂ければ嬉しいですね」と話していた。