留萌海上保安部が、全国で展開される「海の事故ゼロキャンペーン」(七月十六日―三十一日)に合わせて、「自己救命策3つの基本」を守りましょう、と呼び掛けている。

 今月から八月にかけて、旭川などの内陸各地から留萌地域の海水浴場にたくさんの人が繰り出す。昨年は約十三万人の海水浴客が留萌地域の海岸を訪れた。

 近年はマリンレジャーが多様化し、プレジャーボートや水上オートバイに加えて、小型船舶操縦士の免許が不要で、ワゴン車などで手軽に搬送し海岸から簡単に海に出られるミニボートやゴムボートに乗って釣りをする人も多い。今年五月以降、道内各地の海域では、そうしたミニボートの事故が多発した。その当事者の多くが、内陸から出かけた人たちだったという。

 海保が呼びかける「自己救命策3つの基本」は、①海に落ちても沈まない「ライフジャケット」の着用、②防水対策をした「携帯電話の携行」、③海の事故(緊急番号)「118番」の活用。

 また、岸壁などで釣りをする際は、①出来るだけ複数行動を、②あらかじめ岸壁の梯子の位置を確認しておく、③波消ブロックには上がらないようにする、④岸壁際ギリギリの駐車はしない、を心掛けよう。

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