旭川北高(丸田年民校長)で十四日、「薬物乱用防止講演と防犯教室(護身術)」が行われた。

 旭川中央警察署生活安全課少年係の大西健太巡査長が講師を務め、薬物の恐ろしさや身を守るための護身術を学んだ。

 薬物乱用防止講演会は恒例行事。昨年から防犯教室も併せて行っている。

 全校生徒七百二十人が参加。実際に高校生がドラッグに手を出した事例を再現したDVDも上映された。大西巡査長は「薬物に一回でも手を出したら絶対に止められません。一回の間違いで人生が崩壊します」と伝えた。

 護身術では、後ろから抱きつかれた時の対処法として、相手の指を逆方向に曲げて撃退する方法を教えた。また「股間を蹴るのが一番効果があります」とも。

 片山皓誠さん(一年)は「薬物はもともと恐ろしいと知っていましたが、ビデオを見てより怖いものだと分かりました。友だちに誘われた時に、断る勇気も大切だと思いました」と話していた。