フォト集団「北限」の写真展「常磐公園の四季」が中央図書館(常磐公園内)で行われている。常磐公園の開園百周年を記念する展示の一環だ。

 「北限」は、旭川市の風景や建物、人々の生活などを写真で記録する活動を続けているグループ。今展の作品は、旭川写真連盟展に出品するため二〇一二年から翌年にかけて撮影した写真だ。その時に入会していなかったメンバーの作品を追加し、二十点を展示している。

 掲載写真は、今年北限に入会した丹野律子さん(41)の作品。丹野さんは二〇一四年(平成二十六年)三月に大阪から市内忠和に引っ越して来た。この写真を撮ったのは昨年十二月二十六日の正午頃。「市役所職員の方がフェイスブックに『常磐公園の池が凍って、その上にカモが立っている』と投稿していたんです。私はそんな光景を見たことがなかったので出掛けて行き、羽根の美しさに感動しながらシャッターを切りました」。カモが眠る凍った湖面と、木の影の写り込みが、画面を左右に分割している印象的な構図の一枚だ。

 二十九日(木)まで。問い合わせは中央図書館(TEL22―4174)へ。