五木寛之の小説「親鸞」の公開朗読会が十月八日(土)午後一時半から、好蔵寺(東川町北町八丁目二ノ九、両瀬渉住職)で行われます。同寺の報恩講(ほうおんこう)という法要の一環としての朗読会です。

 読み手は西朋子さんです。一九三二年(昭和七年)旭川市生まれ。旭川市立高等女学校(現・旭西高)を卒業後、旭川市内の小学校六校で教壇に立ちました。現在は旭川中央図書館読み聞かせ朗読者養成講座の講師、三浦綾子記念文学館「綾の会」顧問など、旭川を中心に朗読の活動をしています。

 朗読会の前後には親鸞が作った「和讃(わさん)」と呼ばれる和歌と念仏を交え、大勢の僧侶が独唱と合唱を繰り返す「声明(しょうみょう)」も披露されます。

 入場無料。申し込みも不要です。問い合わせは好蔵寺(TEL82―2655)へ。