「ウィメンズネット旭川」(羽柴多恵子代表)の設立二十周年を記念する講演会とパネルディスカッションが二十二日(土)午後二時から、市民活動交流センター(宮前一ノ三)で開かれます。

 ウィメンズネット旭川は「女性が真にいきいきと生きられる社会」の実現を目指して設立され、これまで配偶者の暴力被害者支援のための相談や一時保護を行う「民間シェルター」を設ける活動などに取り組んできました。

 二十周年を記念する集いのテーマは、「女(わたし)から女(わたし)たちへ、この二十年女たちは…そして明日へ!」。映画監督の松井久子さんが「女たちの二十年、私の二十年~映画づくりを通して感じたこと見えたこと」と題して基調講演を行います。

 松井さんは一九四六年(昭和二十一年)生まれ。早大文学部演劇科卒。九八年「ユキエ」で監督デビュー。主な作品に、映画「折り梅」「レオニー」のほか、ドキュメンタリー「何を怖れるフェミニズムを生きた女たち」「不思議なクニの憲法 声をあげる私たち」などがあります。

 パネルディスカッションは松井さんと、室蘭工大大学院准教授の清末愛砂さん、「札幌学生ユニオン」執行委員の下郷沙季さんの三人が、女性たちを取り巻くDVや貧困、非正規就労、介護や育児の負担などについて語り合います。

 清末さんは一九七二年(同四十七年)生まれ。ジェンダー法学や家族法、憲法法を研究しています。

 下郷さんは一九九〇年(平成二年)生まれ。学生時代のアルバイト先での経験から、学生を中心とした労働組合を結成しました。

 この後、講師を囲んで交流会と意見交換会を行います。午後六時に終了の予定。

 前売りチケットは一般千円、大学生五百円、高校生以下無料。こども冨貴堂やジュンク堂書店旭川店、コーチャンフォー旭川店ミュージックコーナー、まちなか文化小屋で販売しています。

 手話通訳が付きます。託児を希望する人は十四日までに申し込んでください。

 申し込みと問い合わせは、ウィメンズネット旭川(TEL24―1388/月~金・午後六時から九時)へ。