美瑛在住の写真家、上野敬舟(けいしゅう)さん(57)の写真展「Winter Hill」が七日(月)まで、ヒラマ画廊(二ノ八)で開かれています=写真。

 神奈川県川崎市出身の上野さんは、十代半ばから写真を始め、広告写真の仕事の傍ら美瑛に通って写真を撮ってきました。年間を通して美瑛を撮影したいとの思いから、早期退職して美瑛町に移住し、今年で六年目になります。

 今展は、美瑛に通い始めて三十年になる上野さんの初めての個展です。デジタル写真に移行した後の作品から二十五点を竹和紙などにプリントして出展します。

 移住してから、美瑛の景色を相手に毎日シャッターを切る上野さん。「“素の”美瑛の風景を、特別な手法を使わずに撮りました。特別な風景ではない、自然の美瑛をご覧ください」と話しています。

 問い合わせはヒラマ画廊(TEL23―9345)まで。

9日(水)からは「丘のまちびえい 写真かるた展」

 九日(水)から十三日(日)まで、上野さんが企画した「丘のまちびえい 写真かるた展」がジュンク堂書店旭川店のギャラリージュンク(一条買物公園、フィール旭川五階)で開かれます。

 撮りためた写真を見てもらうにはどうしたらよいかと考えたとき、大人も子どもも楽しめる「かるた」を思いついたそうです。読み札も上野さんが作り、文字はすべてひらがなです。

 会場には、絵札と読み札を合わせたパネルを、美瑛町在住の作家によるオリジナルの額に入れて展示するほか、かるたをするための畳も用意される予定です。大判の写真六点も展示します。

 会場でかるたを販売します。税抜き二千円。

 問い合わせはジュンク堂書店旭川店(TEL26―1120)まで。