男山 男山(永山二ノ七・山﨑與吉社長)で十月二十五日、新酒の仕込みが始まった。

 今期は約千百三十㌔㍑(一升瓶で六十二万本)を仕込む予定だ。六百八十四㌧の酒米を使用する。一回の仕込みは、「添」「踊り」「仲」「留」の四段階に分かれており、温度管理を徹底しながら作業が繰り返される。

 仕込みは三月下旬まで続き、今期最初の商品として「純米しぼりたて生原酒」が十二月八日(木)に店頭に並ぶ。

 杜氏の北村秀文さん(50)は、「今年は夏に台風被害も出て、作柄が変わるかと思いましたが、コメを見る限り例年並みで一安心しました。使用する北海道米は、ほぼ地元の永山産です。情熱を持ってお米を作ってくれる農家さんのためにも美味しいお酒をつくりたいです」と話していた。