冬本番を間近に控え、市内の土木・建設業者らでつくる旭川除排雪業者ネットワーク協議会(石田一彦会長)の安全大会が四日、関係者ら約三百人が参加して、大雪クリスタルホール(神楽三ノ七)で開かれた。

 石田会長は「昨年度策定された十年計画に基づき、冬道の安全確保に尽くしたい。それは市民・市役所・除排雪業者が三位一体にならなければ達成できない。相互理解を深めながら、無事故、無災害、安全第一で役割を果していきましょう」と挨拶。

 市の東光男土木部長は「みなさんが安心して作業に取り組めるよう、今年度も約二十六億五千万円の除排雪予算を確保するなど、予算の確保、大型機械の更新に努めています。一人ひとりが安全に対して強い意識を持って取り組んでいただきたい」と激励した。

 また、地域の住民組織をたばねる市総合除雪連絡協議会の井田友三会長は、「許されないのは、アパートや商店から大型機械を使って道路に出される大量の雪だ。地域の協力を得ながら、粘り強く対応していきたい。みなさんには、いつでも出動できる態勢を取っていただいて、市民が安心安全な冬が過ごせるよう、お願いしたい」と話した。

 この後、市土木事業所の担当者や、旭川中央・東警察署交通課の署員、警備業協会の担当者らが、安全な業務遂行に向けた講話をして、最後に全員で安全宣言を行い大会を終えた。