JR北海道の経営難から、ローカル線の廃止が急速に進められそうな情勢です。旭川―稚内間の宗谷本線の今後を考える講演会が十九日午後二時から、ときわ市民ホール一階研修室で開かれます。上川・旭川まちづくり研究会(清水池義治代表)の主催です。

 講師は、写真家の工藤裕之さん。一九六八年(昭和四十三年)、東京生まれ。北海道廃止ローカル線写真集「追憶の鉄路」(二〇一一年・北海道新聞社)の著書がある工藤さんが、「道北地域と宗谷本線問題―地域社会はローカル線とどのように向き合うべきか―」と題して話します。

 「名寄以北の廃線は、宗谷本線の全線廃止という事態を招く」「地方ローカル線は地域で支えなければならない『お荷物』ではなく、地域活性化の救世主。発想の転換を」など、赤字ローカル線を地域づくりの「背骨」に据えようと訴えます。

 参加費は、資料代として五百円(会員三百円)。誰でも参加できます。午後四時に終了の予定です。

 問い合わせは事務局の橋場さん(TEL・FAX54―4318)へ。