髙砂酒造(宮下十七)が昨年末の二十六日、美瑛町美馬牛の山中で、搾りたての原酒をタンクに入れたまま貯蔵する雪囲い作業を行った。

 作業を行ったのは蔵人六人。七㌔㍑のタンク二本をスコップや除雪機を使って雪の中に埋めた。それぞれのタンクには、北海道産の酒造好適米・吟風(ぎんぷう)を使った「純米酒 雪のゆりかご」、同じく彗星(すいせい)で仕込んだ「本醸造 雪中貯蔵酒大雪 」が詰められている。

 同社の廣野徹企画部長は「これから約百日間貯蔵することで、まろやかですっきりした味に仕上がるはずです。掘り起こして、テイスティングするのが今から楽しみです。皆さんも楽しみにして下さい」と話していた。

 貯蔵した酒は、三月に掘り出す予定で、瓶詰めして四月から五月にかけて店頭に並ぶ。

 問い合せは髙砂酒造(TEL23―2251)へ。